機能
サポニンが活性酸素を抑制(サポニン)
豆腐のパッケージをよく見てみると「消泡剤使用」と小さな字で書いてあります。豆腐を製造する過程の中で、豆乳がどうしても泡立つので、それを消すために使うのが「消泡剤」なのです。
では、なぜ泡立つのかというと、大豆に含まれている配糖体といわれる物質のサポニンという成分のためです。ちなみに語源は泡のシャボンから来ています。大豆サポニンは食感としては苦味、えぐ味、渋味などの不快感の原因になるのですが、最近では健康に役立つ機能が注目されています。
その機能とは活性酸素の抑制です。血管に付着した脂肪を洗い流す、老化のもとになる脂肪酸の酸化を防ぐ、腸を刺激して便通をよくするなどの効果が報告されています。ちなみに太子食品では「消泡剤」は使用していません。
豆腐で初めての特定保健用食品
「トクホ」といえば、最近はお茶などの飲料を真っ先に思い浮かべるかも知れませんが、定義はからだの生理学的機能などに影響を与える成分を含んでいる食品で、消費者庁長官の許可を受けたものに限られます。
つまり、漠然とからだにいいだけではなく、特定の成人病などに効き目があることが重要なのです。
この「トクホ」のマークをつけた豆腐が1997年、タイシから発売されました。「カルシウムとうふ」です。もちろん豆腐では初めての特定保健用食品でした。骨を強くする効果が明らかになったことで「トクホ」に採用されました。
タイシの理念のひとつに「消費者の健康づくりへの奉仕」があります。納豆も豆腐も食品なので美味しさを追求するのは当然ですが、さらに、「からだに良いものを作る」ことが、社会に対しての使命だと考えています。
残念ながら「カルシウムとうふ」は廃盤になってしまいましたが、「からだに良いもの」の考えはイソフラボンの豊富な「北の大豆」シリーズなどに受け継がれています。
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